プレカット工場

プレカット工場

 まず、持永木材の工場を見ていく前に、プレカットとは何かを説明しましょう。

プレカットとは

 プレとは『あらかじめ』の意味で、プレカットとは『あらかじめ切る』という意味になります。
従来、住宅を建てる時には大工が集まって現場で加工していました。自分たちで木材に穴をあけ、長さを整え、寸法を測り、組み手を作って家を建てていたのです。しかし技術の進歩と共に、やり方が多きく変わりました。機械で加工したものを持っていき、現場では加工をほとんどせずに『組み立てるだけ』にしたのがこのプレカット技術です。

プレカットのメリットとデメリット

一、工期が早い

 『木材を手で加工する』というのはとても時間がかかります。大工さんが住宅を建てる時に最も時間を使っていたのはこの加工の部分ではないでしょうか。そこを機械化してしまったのですから劇的に工期が早くなりました。
 どのくらい早くなったのか・・・ずばり、4倍以上ではないかと思います。昔は1件の住宅を建てるのに着工から1年以上使って建てていましたが、現在では3カ月程で建ってしまいます。それだけ加工に時間を使っていたということですね。

二、品質の安定


 早くなっただけではありません。品質も安定しました。
 大工さんの中には、技術の足りない大工さんやその時その時でムラのある大工さんもいるでしょう。プレカットはそういった各個人の質に左右されません。機械で加工しているから当然ですね。

三、コスト削減

工期が早くなったということは、住宅の金額も下がったということです。更に、加工に人手を使わなくなったので、人件費も削減されます。

 以上の三つがメリットですが、大工技術の衰退やそもそも大工自体が少なくなった、といった問題もあります。機械では真似できないような技術もあります。若い世代が大工という職種に興味を持って、技術を受け継いでもらいたいものです。

持永木材のプレカット

 持永木材のプレカットは実際にはCADでデータ入力をする事務側とCADで作った図面データをもとに加工する工場側とに分かれます。
・CAD

  
 住宅の図面設計が主な仕事です。図面が間違っていると、傾いた家や長さの足りない木材を使った家ができてしまいます。そのため、お客様や現場、工場員と打ち合わせを何度も行い、チェックを重ねて図面を作成します。

・工場員

  
 加工を間違えると、やはり傾いた家等ができてしまいます。CADの図面データをしっかりと確認し、図面通りになるように機械に木材を入れたり、加工し終わった木材を1棟ごとに揃えたりします。また、機械だけでは加工できない部分は手加工を行うときもあります。